1952年10月16日に公開された映画『ライムライト』。
この記事では、映画『ライムライト』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『ライムライト』の予告編
かつてイギリスで名声を博した道化師のカルヴェロ。すでに忘れ去られつつある存在です。
ある日、自殺を行おうとした若き女性の命を救う事になります。
女性の名はテレーザ。彼女は、バレリーナとして活躍する事を夢見ていた。
しかし体調を壊してしまった事を悲観してしまい、自分の人生の可能性が見いだせなくなってしまう。
カルヴェロはテレーザに生きる喜びを見つけさせようとする。
そんなカルヴェロをやがてテレーザは男性として意識するようになる。
映画『ライムライト』のあらすじ(ネタバレなし)
カルヴェロというかつてロンドンで活躍した道化師。
名声は既に、過去のものになりつつある。ある日若き女性テレーザ・アンブローズが自殺しようとしていた事に気が付いて彼女の命を救う。
テレーザは、バレリーナであったが、体調を壊し自分の仕事に自信が持てず命を絶とうとしていた。
カルヴェロは、医師からテレーザは病気というよりも精神的なストレスが原因で体調を壊していると知らされる。
カルヴェロとテレーザは、2人の過去の話をしながら、お互いの距離を徐々に接近させていく。
そしてカルヴェロは、歩行がままならないテレーザのため、リハビリに協力するなど献身的な協力をしていく。
徐々に元気を取り戻しテレーザはバレリーナとして認められていくのだが、カルヴェロは、加齢もあり仕事への復帰に失敗してしまう。
テレーザはカルヴェロを励ましながら、やがてはるかに年の離れたカルヴェロを一人の男性として意識し始める。
映画『ライムライト』の解説
1952年に製作され、チャップリンのアメリカでの主演映画としては
最後の作品です。こののちチャップリンはスイスで暮らします。
この映画ではチャップリンが、監督、製作、脚本そして主演を
演じる意欲作です。
この映画では喜劇俳優のバスター・キートンが出演して話題になりました。
またこの映画にはシドニー・チャップリンを始め多くのチャップリンの
子供たちが出演しています。
日本で公開されたのは翌年の1953年され同年を代表するヒット作になりました。
この映画で話題になったのが音楽のエターナリー。
後にアカデミー劇映画作曲賞を受賞した有名な曲です。チャップリンの自作曲と
言われています。
映画『ライムライト』のみどころ
自分の人生に希望を持つ事のすばらしさを気が付かせてくれたカルヴェロを真剣に愛そうとする若き女性テレーザの演技はこの映画の
見どころといえます。
作曲家のネヴィルからプロポーズされながらも自分を絶望の淵から救いだしてくれたカルヴェロへの愛を貫こうとします。一方カルヴェロは、テレーザの思いを受けながらも2人の年齢差そしてお互いの置かれた社会的な立場を考慮し身を引いていく決意をする場面は見どころといえます。
さらにテレーザが、愛するカルヴェロを支えようと舞台に立たせるため記念公演の準備を自分が行いカルヴェロの復帰を懸命に応援しようとする姿は人を愛する事に難しい理屈や打算はないと思わせてくれる名場面です。
映画『ライムライト』の感想
カルヴェロというすでに過去になりつつある男性を支えようとする若きバレリーナのテレーザ。
年齢が離れ社会的な立場の差があると恋愛はともかくとして結婚にはハードルもあります。しかしテレーザの献身的な態度で
自分の愛を貫こうとする姿勢は、真剣に愛する事の強さを感じます。傑作です。
映画『ライムライト』の登場人物・キャスト
カルヴェロ:チャールズ・チャップリン
テリー:クレア・ブルーム
ネヴィル:シドニー・チャップリン
カルヴェロのパートナー:バスター・キートン
映画『ライムライト』のスタッフ
監督:チャールズ・チャップリン
製作:チャールズ・チャップリン
脚本:チャールズ・チャップリン
音楽:チャールズ・チャップリン、ラリー・ラッセル、レイ・ラッシュ
撮影:カール・ストラス

