1969年7月14日に公開された映画『イージー・ライダー』。
この記事では、映画『イージー・ライダー』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『イージー・ライダー』の予告編
ハーレー・ダビッドソンに跨がり、アメリカ大陸横断の旅を始めたワイアットとビリーの二人。旅の途中、牧場の農夫にご馳走になったり、ヒッピーのコミューンで過ごしたりと気ままな旅を続けていました。
しかし、長髪・革ジャンという見た目と、自由な彼らのふるまいは、南部の保守的な人々から異端視され、様々な嫌がらせを受けるようになります。それでも旅を続ける彼らを路上で待ち受けていたものとは。
映画『イージー・ライダー』のあらすじ(ネタバレなし)
コカインの密輸で大金を得たワイアットとビリーは、派手にカスタムされたハーレー・ダビッドソンに乗り、ニューオーリンズで開かれるマルディグラ(謝肉祭)を目指して大陸横断の旅を始めます。
立ち寄った牧場の農夫にもてなされたり、ヒッチハイクをしていたヒッピーと彼らのコミューンでしばし過ごしたり、気ままな旅を楽しむ二人でしたが、長髪に髭面のビリー、背中に星条旗が施された黒のレザージャケットのワイアットは、行く先々で異端視されることもしばしばでした。
やがて、留置場に入れられた二人は、そこでハンセンという男と出会い、意気投合します。ハンセンがマルディグラに行きたがっていることを知り、二人は彼をバイクに乗せ一緒に旅をすることにします。
しかし、自由そのものの彼らの行動は、自由の国アメリカの人々から拒絶されることとなり、旅の果てにあるのは残酷な現実でした。
映画『イージー・ライダー』の解説
1969年公開のアメリカ映画です。反体制的な若者2人を主人公とした「アメリカン・ニューシネマ」の代表作であり、ロードムービーの傑作でもあります。それまでの映画会社主導による映画製作という常識をひっくり返し、インディペンデント映画が世界的なヒットを記録した記念碑的作品です。
当時まだ無名だったデニス・ホッパーが主演、脚本、監督をこなし、1969年の第22回カンヌ国際映画祭で新人監督賞を受賞しました。
ステッペン・ウルフのテーマ曲「ワイルドでいこう」を始めとする60年代ロックの数々の使用も、映画音楽の新しい方向性を示すものでした。
映画で使用されたバイクの1台は日本人オーナーが所有しているとのことです。
映画『イージー・ライダー』のみどころ
ピーター・フォンダ扮するワイアットはワイアットアープから、デニス・ホッパー扮するビリーはビリーザキッドから名をとったという点が表すとおり、これは現代の西部劇であり、二人は自由に生きる現代のアウトローなわけです。その二人がフルカスタムのハーレーに跨がり、アメリカのハイウェイを悠々と走る姿は、男の夢、憧れそのもので、かっこいいの一言です。
ステッペン・ウルフのテーマ曲「ワイルドでいこう」、ザ・バーズの「ウォズント・ボーン・トゥ・フォロー」(従うために生まれたんじゃない)など、映画の主題である「自由」を表現する楽曲も効果的に使われ、見応えに加えて聴き応えもあります。
不穏な雰囲気のドラッグ描写、言いようのない余韻を残す、衝撃的なラストも必見です。
映画『イージー・ライダー』の感想
視聴後にしばし呆然となりました。悲しさ、憤り、不安、虚しさが入り混じったような、なんとも言えない気持ちになり、鮮烈なラストシーンと共に、それまでの様々なシーンが次々と思い出されます。ここまで強烈に心を動かされる映画もそうそう無いと思いました。
そして、「自由であること」について色々と考えさせられる映画でもありました。
映画『イージー・ライダー』の登場人物・キャスト
ワイアット(キャプテン・アメリカ):ピーター・フォンダ
ビリー:デニス・ホッパー
ジョージ・ハンセン:ジャック・ニコルソン
ジーザス:アントニオ・メンドーサ
カレン:カレン・ブラック
ヒッチハイカー:ルーク・アスキュー
ジャック:ロバート・ウォーカー・Jr
リサ:ルアナ・アンダース
メアリー:トニー・バジル
映画『イージー・ライダー』のスタッフ
監督:デニス・ホッパー
製作:ピーター・フォンダ
製作総指揮:バート・シュナイダー
脚本:デニス・ホッパー、ピーター・フォンダ、テリー・サザーン
撮影:ラズロ・コバックス
編集:ドン・キャンバーン

