『ザ・ローリング・ストーンズ No.2』チェスで生まれ変わった魅力を徹底解説!

rollingstones
スポンサーリンク

「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は、1965年にリリースされたザ・ローリング・ストーンズのイギリスでの2枚目のスタジオアルバムです。

このアルバムは、彼らの初期のロックンロールサウンドとアメリカン・ブルースへの愛情が色濃く反映された内容となっており、今なお多くの音楽ファンに支持されています。

本ブログでは、「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」のアルバムとしての魅力や当時の背景、注目トラックなどを徹底的に解説していきます。

この記事を読むとわかること

  • アルバム全12曲の構成と各楽曲の特徴
  • 制作当時の背景や社会的な話題との関係
  • 現在まで語り継がれる音楽的価値と魅力

スポンサーリンク

ザ・ローリング・ストーンズ No.2の収録曲と聴きどころ

アルバム「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は、全12曲で構成されており、その多くはブルースやソウルのカバー曲で占められています。

一方で、ジャガー/リチャードによるオリジナル楽曲も含まれ、彼らの作曲能力が進化し始めていた時期の作品として重要な意味を持っています。

ここでは、サイドA・Bに分けて、それぞれの楽曲とその聴きどころを紹介します。

サイドAの注目ポイントと楽曲解説

サイドAの1曲目は、ソロモン・バークの名曲「Everybody Needs Somebody To Love」のカバーです。

このバージョンは、ライブ感溢れる勢いのあるアレンジで、ストーンズのエネルギッシュなパフォーマンスが炸裂しています。

続く「Down Home Girl」や「You Can’t Catch Me」なども、アメリカ南部の泥臭いブルースの香りを感じさせる選曲で、当時の若きバンドの方向性がよく表れています。

ジャガー&リチャードのオリジナル曲である「What A Shame」や「Grown Up Wrong」も、シンプルながらメロディアスな楽曲で、彼らの作曲の芽生えを感じさせます

サイドBの名カバー曲とその魅力

サイドBはより多様な音楽性が詰まった構成になっており、特に注目なのは「Under The Boardwalk」のカバーです。

オリジナルはドリフターズの大ヒット曲ですが、ストーンズのバージョンでは、よりロック寄りの解釈がされており、新しい魅力を放っています。

また、「I Can’t Be Satisfied」では、マディ・ウォーターズの原曲に対するリスペクトが強く感じられます

アルバム最後の「Susie Q」は、短いながらも強烈な印象を残す1曲で、バンドのラフで生々しいサウンドが魅力です。

このアルバムを通じて、ローリング・ストーンズは自らのルーツとなるブラック・ミュージックを再解釈し、それをロックとして昇華させていった様子がうかがえます。

カバー中心ながらも、次第にオリジナリティを開花させていく過程が見える貴重な作品です。

ザ・ローリング・ストーンズ No.2の全収録曲とその解説

本作「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は、A面・B面合わせて全12曲構成。

ブルース、R&B、ソウルなどからのカバーが大半を占め、オリジナル楽曲は3曲のみとなっています。

それぞれの楽曲には、ストーンズならではの個性と、彼らの音楽的ルーツへのリスペクトが込められています。

サイドA

  • Everybody Needs Somebody To Love(5:03)
    – ソロモン・バークの名曲カバー。パワフルなボーカルと一体感のある演奏で、ライブのような熱量を感じるオープニング。
  • Down Home Girl(4:11)
    – リーバー&バトラーによる曲で、南部のスワンプ感が漂う一曲。ストーンズのブルース愛がにじむカバー。
  • You Can’t Catch Me(3:38)
    – チャック・ベリーの代表曲の一つ。リズミカルなギターリフと躍動感のあるヴォーカルが光る。
  • Time Is On My Side(2:52)
    – ノーマン・ミード作。ストーンズ初期の代表的バラードで、ソウルフルな情感表現が評価された。
  • What A Shame(3:03)
    – ジャガー/リチャードのオリジナル。ブリティッシュR&B色が強い、アルバム中ではやや異色な曲。
  • Grown Up Wrong(2:03)
    – こちらもオリジナル曲で、シンプルだが勢いと感情を重視した構成が魅力。

サイドB

  • Down The Road Apiece(2:55)
    – ドン・レイ作。ブギウギ風のピアノとドライヴ感のある演奏が特徴で、ストーンズのロックンロール解釈が光る。
  • Under The Boardwalk(2:46)
    – ドリフターズの有名曲をロック寄りにアレンジ。原曲の雰囲気を残しつつも独自のグルーヴを加えている
  • I Can’t Be Satisfied(3:26)
    – マディ・ウォーターズのブルースナンバー。原曲に忠実ながらエレクトリックなサウンドで再解釈
  • Pain In My Heart(2:11)
    – オーティス・レディングのソウル・バラード。ミック・ジャガーのボーカルが切なさを演出する。
  • Off The Hook(2:33)
    – ジャガー/リチャードによるオリジナル。軽快なテンポとユーモアのある詞が心地よい。
  • Susie Q(1:50)
    – ロックンロールのクラシックを大胆にカバー。短いながら印象的なギターとボーカルで締めくくる

全体を通して、ストーンズの初期スタイルとアメリカ音楽への愛情が詰まった構成となっており、ファンならずとも一聴の価値がある作品です。

アルバム制作の舞台裏と時代背景

「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は、1964年から65年にかけて、イギリスとアメリカを行き来しながら録音が進められました。

当時、彼らはすでに人気急上昇中で、スケジュールの合間を縫って行われたレコーディングには数々の舞台裏エピソードがあります。

同時に、この時代は音楽業界全体が大きく変化していた時期であり、その中で本作は特別な意味を持っています。

チェス・スタジオやRCAスタジオでの録音秘話

このアルバムの録音は、アメリカ・イリノイ州のシカゴにある伝説的な「チェス・スタジオ」で最初に行われました(1964年6月10日~11日)。

このスタジオは、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフらが活躍した場所として有名で、ストーンズのブルース愛が現地録音という形で結実した象徴的な出来事でした。

その後、ロンドンのリージェント・サウンド・スタジオや、ロサンゼルスのRCAスタジオでも追加録音が行われ、完成までに複数都市を巡るという大規模な制作プロセスがとられました。

問題となったライナーノーツとその影響

本作はリリース当時、ライナーノーツの内容が社会的な批判を招いたという異例の事態を経験しています。

特に問題となったのが、「パンが買えないなら、盲人を殴って財布を奪ってでも買え」という過激な一文で、これはマネージャーのアンドリュー・ルーグ・オールダムが執筆したものでした。

「if you don’t have bread. See that blind man, knock him on the head.」

この表現は議会でも取り上げられ、社会的非難を浴びた結果、セカンドプレス以降では削除されることとなりました

こうした騒動も含めて、このアルバムは単なる音楽作品以上に、60年代の反体制文化の象徴とも言える存在となっています。

ザ・ローリング・ストーンズ No.2の評価と反響

「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は、1965年の発売当時から商業的成功を収めたアルバムとして知られています。

特に本国イギリスでは、全英アルバムチャートで10週連続1位という快挙を達成しました。

しかしながら、その内容や構成には当時から賛否があり、評論家やリスナーの間で様々な意見が飛び交いました。

チャートでの成功と記録

アルバムは1965年1月15日にリリースされ、全英チャートで初登場1位を獲得

その後も37週にわたりチャートに残留し、ストーンズの人気と影響力が本格化した象徴的作品となりました。

当時のイギリスは、ビートルズ、ザ・フー、キンクスなどライバルバンドがひしめく中で、ストーンズが確固たるポジションを築いたことを示す実績です。

ジョン・レノンのコメントと賛否両論の評価

本作に対する評価の中でも特に有名なのが、ビートルズのジョン・レノンによるコメントです。

「アルバムは素晴らしいが、5分もかかる曲は気にくわない」

これはオープニングトラック「Everybody Needs Somebody To Love」の長さと構成に対する批判と捉えられています。

また、アルバム全体の多くがカバー曲で占められている点も、一部では「独創性に欠ける」と指摘されました。

しかし、ファンや一部の評論家からは、当時のロンドンR&Bシーンの熱気をパッケージ化した傑作として高く評価され続けています。

このように、「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は音楽的完成度と商業的成功のバランスが取れた作品であり、ストーンズのキャリア初期における重要なマイルストーンとなりました。

現在におけるザ・ローリング・ストーンズ No.2の価値

「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は、発売から半世紀以上が経った現在でもなお、その音楽的価値と文化的意義を持ち続けています。

リマスター盤やボックスセットのリリースにより、現代のリスナーにも再評価される機会が増えており、音楽史の一ページとして確固たる地位を築いています。

ここでは、その価値を再確認するための2つの視点を紹介します。

MONO BOXへの再収録と音源の復刻

長らく廃盤となっていたこのアルバムですが、2016年に発売された『The Rolling Stones in Mono』ボックスセットに収録され、ついに復活しました。

このボックスは、60年代のモノラル音源にこだわったリマスターシリーズであり、当時の音の質感を忠実に再現することに成功しています。

さらに、2011年にはハイレゾ音源としても再配信され、最新のリスニング環境にも対応する形で再評価が進んでいます。

現代のリスナーに伝えたいこのアルバムの魅力

現代の音楽シーンは多様化していますが、このアルバムはロックの原点を知る貴重な資料として、多くの若いリスナーにとっても価値ある一枚です。

特に、ブルースやソウルの名曲を自分たちのスタイルで再構築する手法は、現代のミュージシャンにとっても学ぶべき点が多いでしょう。

「オリジナル楽曲が少ない」という指摘もありますが、カバーを通してストーンズの音楽的個性が際立つ点こそ、このアルバムの最大の魅力です。

「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は、過去の作品でありながら、今なお新鮮な発見と感動を与えてくれるクラシック・アルバムとして高く評価されています。

ザ・ローリング・ストーンズ No.2とブログで語るその魅力のまとめ

「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」は、バンドの初期衝動と音楽的ルーツが色濃く反映されたアルバムとして、今も語り継がれる存在です。

当時のR&Bやブルースを基調にしたサウンドは、ストーンズの方向性を決定づけ、のちのロック史に多大な影響を与える礎となりました。

本ブログでは、その収録曲、制作背景、評価、そして現在の価値までを掘り下げてご紹介しました。

カバー曲中心という構成に一見地味な印象を抱くかもしれませんが、その一曲一曲からにじみ出るリアルな演奏と歌声は、むしろストーンズの“原石”としての魅力を証明しています。

このアルバムを通じて、彼らがいかに音楽を自分たちのものとして吸収し、発信していたかが手に取るようにわかります。

ロックを深く愛するすべてのリスナーにとって、必聴の一枚と言えるでしょう。

この記事をきっかけに、ぜひもう一度「ザ・ローリング・ストーンズ No.2」に耳を傾けてみてください。

時代を超えて愛される理由が、きっとそこに見つかるはずです。

この記事のまとめ

  • ローリング・ストーンズ初期の代表作
  • カバー中心ながら多彩なブルース・R&B色
  • チェス・スタジオなど複数地で録音
  • ライナーノーツが社会問題となり物議
  • 全英チャート1位、37週連続ランクイン
  • ジョン・レノンの賛否あるコメントも話題
  • 2016年MONO BOXで再評価される
  • 今もなお新鮮な魅力を放つクラシック作
タイトルとURLをコピーしました