1953年8月27日に公開された映画『ローマの休日』。
この記事では、映画『ローマの休日』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『ローマの休日』の予告編
アンはヨーロッパの最古の王室である王女です。ローマで公務をこなしますが、ハードなスケジュールにストレスが溜まっていました。アンはこっそり宮殿を抜け出すと、夜の街へと飛び出します。そこで偶然出会ったジョーは、実は新聞記者でした。ジョーはアンのことを王女だと気付き、スクープ記事を手に入れようと奔走します。
映画『ローマの休日』のあらすじ(ネタバレなし)
アン王女はヨーロッパの王室の王位継承者です。公務のために各国を訪問していました。
あまりにも忙しいスケジュールに、アンは疲れ切ってしまいます。耐え切れず、彼女は屋敷から抜け出すことにしました。ローマの街に繰り出したアンですが、眠気を覚えてベンチで横たわってしまいます。その時偶然通りかかった新聞記者のジョーが、アンを見かけて声をかけました。意識が朦朧としているアンは会話ができず、ジョーはとりあえず彼女を自宅に連れて行きました。途中でアンが女王だと気付いた彼は、スクープ記事を書くチャンスだと考えます。翌日目を覚ましたアンは、ジョーと一緒にローマの街を散策することになりました。生まれて初めての自由に、アンは心が躍ります。一方ジョーは、アンと過ごすうちに彼女に恋をするようになってしまいます。
映画『ローマの休日』の解説
1953年にアメリカで制作された、ロマンチックコメディーの名作です。オードリー・ヘップバーンが主演を務めたことでも有名ですが、彼女はこの作品で一躍有名女優になりました。監督は彼女のスクリーン・テストをしましたが、終わった後もあえてカメラを回し続けていました。ありのままの姿を見たかったからという理由です。オードリーはもうテストは終わったと思い、リラックスして伸びをしました。その自然体な姿に魅了され、彼女を主演に抜擢します。オードリーは本作でアカデミー主演女優賞に輝きました。この作品の撮影はイタリアで行われましたが、これはアメリカ映画としては初めてのことでした。海外ロケのために予算が膨れ上がってしまい、あえてモノクロで撮影することにしたのです。
映画『ローマの休日』のみどころ
何と言ってもオードリー・ヘップバーンのファッションが魅力的です。オードリーの可愛らしさを余す所なく表現した気品溢れるファッションは、一世を風靡しました。本作のデザイナーはアカデミー賞衣装デザイン賞を獲得しています。オードリー本人のセンスの良さも有名で、デザイナーとの打ち合わせに自分で描いたデザイン画を持参したほどです。彼女自身の無邪気で愛らしい姿も印象的です。颯爽とベスパに乗る姿や、ジェラートを頬張る姿など、オードリーの魅力が詰まっています。妖精のように可憐な彼女を堪能するには、ピッタリの映画だと言えるでしょう。
映画『ローマの休日』の感想
オードリーの魅力に溢れた映画です。彼女の素敵なファッションや、無邪気で可愛い姿を十分に味わえるでしょう。モノクロですが、ローマの観光名所もふんだんに登場します。オードリーがローマを闊歩する様子が楽しげで、見ているだけで心が躍ります。大人の恋愛映画としても楽しめますので、飽きずに鑑賞できる名作と言えるでしょう。
映画『ローマの休日』の登場人物・キャスト
ジョー・ブラッドレー:グレゴリー・ペック
アン王女(アーニャ・スミス):オードリー・ヘプバーン
アーヴィング・ラドビッチ:エディ・アルバート
大使:ハーコート・ウィリアムズ
ヴィアルバーグ伯爵夫人:マーガレット・ローリングス(英語版)
マリオ・デラーニ(美容師):パオロ・カルリーニ(英語版)
プロブノ将軍:トゥリオ・カルミナティ
ヘネシー支局長:ハートリー・パワー
タクシー運転手:アルフレッド・リゾ
映画『ローマの休日』のスタッフ
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ダルトン・トランボ、イアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトン
原案:ダルトン・トランボ
製作:ウィリアム・ワイラー
音楽:ジョルジュ・オーリック
撮影:アンリ・アルカン、フランツ・F・プラナー
編集:ロバート・スウィンク

