1973年12月16日に公開された映画『パピヨン』。
この記事では、映画『パピヨン』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『パピヨン』の予告編
胸に蝶の刺青をしていることで「パピヨン」と呼ばれていた主人公はある日、無実の罪で投獄され、13年間にも及ぶ刑務所生活を強いられる。そこでの地獄のような強制労働と脱獄、再び独房に入れられることを繰り返すパピヨン。自由を求め執拗に脱獄を繰り返す男パピヨンの不屈の脱獄劇を描く1973年のアメリカ映画。原作は、無実の罪で終身刑となったアンリ・シャリエールの史実に基づく自伝小説。
映画『パピヨン』のあらすじ(ネタバレなし)
スティーブ・マックイーン演じるパピヨンは、金庫破りで大金を稼いでいたが、そんなある日、仲間の裏切りにより、身に覚えのない罪で逮捕され終身刑となってしまう。
アメリカの離島で過酷な肉体労働を科せられる日々の中で、パピヨンは自由を求め脱獄を決意する。
脱獄するためには、看守の買収やボートや食料の入手に多額の資金が必要となる。資金に困っていたパピヨンだったが、偽札づくりの天才として知られているトガという男も囚人となっていることを知る。
パピヨンはトガと結託して脱獄費用を稼ごうとするが、やがて2人は奇妙な絆で結ばれてゆく。
映画『パピヨン』の解説
「パピヨン」は、世界1,000万部のベストセラーを記録した小説が原作となっている。作者であるアンリ・シャリエールは、無実の罪で終身刑となり、当時「呪われた土地」「緑の地獄」と呼ばれることもあったフランス領ギアナの流刑地に送られた。脱獄困難と言われていたもののアンリは脱獄に成功し、後にベネズエラ市民権を取得した。小説「パピヨン」はアンリの経験を元に作られた自伝小説である。
本作は当時のスター、スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンの共演で大ヒット。主演のスティーブ・マックイーンがゴールデングローブ賞 最優秀主演男優賞を受賞するとともに、ジェリー・ゴールドスミスの音楽は、1973年度のアカデミー作曲賞にノミネートされている。
映画『パピヨン』の見どころ
主人公のパピヨンが過酷な環境に置かれているものの、映画ではシーンが切り替わって、どんどん時間が過ぎていく。
そんななかでも、それだけの時間を耐え忍んだ主人公や、そこから諦めずに自分の運命を変えていこうとするパピヨンに、生きる力強さを与えられます。
また、パピヨンとその仲間たちとの間には、はじめは利害関係しかありませんが、過酷な環境や降りかかる災難を通して、パピヨンがとる行動に、次第に仲間との絆が感じられていきます。
そして、主演のスティーブ・マックイーンの演技はもちろんだが、パピヨンが独房で痩せていくシーンの身体の作りこみもすごく、物語に引き込ませる力がありました。
映画『パピヨン』の感想
公開されたのが1973年と昔の作品のように感じられますが、主人公の生きる力強さや仲間との絆に感じる感動は今の時代でも変わらず、見る人の心を打つ作品だと思います。
主演の俳優さんも役作りがすごく、迫真の演技と物語に思わず引き込まれてしまいました。
映画『パピヨン』の登場人物・キャスト
パピヨン:スティーブ・マックイーン
ルイ・ドガ:ダスティン・ホフマン
酋長:ヴィクター・ジョリー
ジュロ:ドン・ゴードン
トゥーサン:アンソニー・ザーブ
アンドレ・マチュレット:ロバート・デマン
クルジオ:ウッドロー・パーフリー
ラリオット:ビル・マミー
医師カタル:ジョージ・クールリス
ゾライマ:ラトナ・アッサン
刑務所長バロット:ウィリアム・スミザーズ
パスカル:ヴァル・エイヴリー
アントニオ:グレゴリー・シエラ
巡査部長:ヴィクター・テイバック
守衛:マイルズ・ワトソン
サンティーニ:ロン・ソブル
修道院長スペリオル:バーバラ・モリソン
蝶貿易商:ドン・ハンマー
映画『パピヨン』のスタッフ
監督:フランクリン・J・シャフナー
脚本:ダルトン・トランボ、ロレンツォ・センプル・ジュニア
原作:アンリ・シャリエール
製作:ロベール・ドルフマン、フランクリン・J・シャフナー
製作総指揮:テッド・リッチモンド
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
撮影:フレッド・J・コーネカンプ
編集:ロバート・スウィンク

