1968年2月8日に公開された映画『猿の惑星』。
この記事では、映画『猿の惑星』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『猿の惑星』の予告編
宇宙船で地球を旅立った4人の宇宙飛行士たち。彼らが不時着した惑星は、なんと知性を備えた猿たちが支配する『猿の惑星』でした。
猿たちに捕らえられた宇宙飛行士の一人、テイラーは動物園のような折の中で動物のごとく扱われれます。
この惑星では人間は言葉をしゃべれず知性もない下等動物でしかなかったのです。
テイラーはチンパンジーの獣医であるジーラ博士とその婚約者の助けを得て、なんとか脱出を試みようとするのですが…。
映画『猿の惑星』のあらすじ(ネタバレなし)
地球へ帰還中の宇宙船にトラブルが発生し、ある惑星に不時着します。宇宙飛行士たちはそこで奇妙な光景を目の当たりにします。
なんと、原始人のような姿をした人間たちの群れが銃で武装した猿の騎兵隊に追われ、必死で逃げてたのです。
猿たちの狩りに巻き込まれ、首に重傷を負ったテイラー大佐はチンパンジーのジーラ博士に助けられます。
檻に入れられ動物扱いされるテイラー。
檻の中で一緒になった女性をノバと名付け行動を共にし、脱出を試みたテイラーでしたが、捕獲され裁判を受けます。
言葉をしゃべる知性のある人間を危険視するオランウータンのザイアス議長は何か重要なことを隠しているようです。
良き理解者であるジーラ博士と婚約者のコーネリアスらの助けを借り、ノバと共に旅立つテイラーはある光景を見て、愕然とします。
ザイアス議長がひた隠しにしていたその重要なこととは一体?
映画『猿の惑星』の解説
ジョン・チェンバースによる猿の特殊メイクは当時でも飛びぬけて精巧だったため、大いに話題になりました。
猿の種類によって性格も異なり、チンパンジーはジーラ博士のように知性と教養があり、人間に近い存在です。オランウータンはインテリかつ穏健派で社会の調節約。
ゴリラは権力欲の強い軍人として描かれています。世界中にはびこる人種差別や、共産主義とみなされ赤狩りにあった脚本家の体験などが作品に反映されました。原作者のブールが日本軍の捕虜になった体験から猿を日本人に例えていると揶揄もされましたが、これは誤解だったようです。いずれにしても当時の人間社会の愚かさと縮図をまざまざと見せつけられているのが猿の惑星なのです。
映画『猿の惑星』のみどころ
やはり当時の技術でもずば抜けていた特殊メイクでしょう。
目元や口周りの動きは本当にリアルで後の、クリエイターらに大いに影響を与えました。
コーネリアス役のロディ・マクドウォールは、「仮面っぽく」見えない工夫をするため瞬きなどを頻繁に入れ、
表情豊かにするよう俳優たちに勧めたそうです。
また、おちゃめな彼は、メイクをしたまま車を走らせ帰宅し、他のドライバーを驚かせたとか。
しかし、何といってもこの作品の一番の見どころは、皆の前に突き付けられた驚愕のエンディングです。
ただし、最近のDVDのパッケージはそのネタバレまんまの画像を使っていますので、要注意ですよ。
映画『猿の惑星』の感想
この作品は、猿たちのメイク、演技、そして、人間社会の風刺などさまざまな内容をはらんでいます。
なぜこのエンディングのようなことが起こったのか。単なる、ファンタジーだと笑えないストーリー展開です。
この作品はシリーズ化され、最近ではCGで作ったさらにリアルな猿たちの話が作られましたが、何といってもこの第一作目に適うものはないでしょう。
映画『猿の惑星』の登場人物・キャスト
ジョージ・テイラー大佐:チャールトン・ヘストン
コーネリアス:ロディ・マクドウォール
ジーラ博士:キム・ハンター
ザイアス博士:モーリス・エヴァンス
議長:ジェームズ・ホイットモア
オノリアス:ジェームズ・デイリー
ノバ:リンダ・ハリソン
ルシアス:ルー・ワグナー
マクシマス:ウッドロー・パーフレイ
ジョン・ランドン中尉:ロバート・ガンナー
トーマス・ドッジ中尉:ジェフ・バートン
マリアン・スチュアート中尉:ダイアン・スタンレー
ジュリアス:バック・カータリアン
騎兵隊長:ノーマン・バートン
ガレン医師:ライト・キング
聖職者:ポール・ランバート
映画『猿の惑星』のスタッフ
監督:フランクリン・J・シャフナー
脚本:マイケル・ウィルソン、ロッド・サーリング
原作:ピエール・ブール
製作:アーサー・P・ジェイコブス
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
撮影:レオン・シャムロイ
編集:ヒュー・S・ファウラー
製作会社:20世紀フォックス、APJACプロダクションズ
配給:20世紀フォックス

