1952年9月17日に公開された映画『真昼の決闘』。
この記事では、映画『真昼の決闘』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『真昼の決闘』の予告編
1870年、結婚式を挙げたばかりの保安官、ウィルの元にかつて彼が逮捕した無法者の帰還の知らせが入ります。さまざまな思いを抱えながら、彼らと対決することに決めたウィル。彼の妻は戦いに否定的で反対しますが、彼は進みます。しかし駅に到着し、妻が列車に乗り込むと同時に、ウィルへの復讐を誓った例の無法者が降り立って、、、
映画『真昼の決闘』のあらすじ(ネタバレなし)
1870年、ハドリービルという小さな街で暮らす保安官のウィル。結婚式を挙げたばかりの彼の元に、かつて逮捕した無法者が帰還したという知らせが入ります。複雑な思いを抱えながら、ウィルは彼らとの対決を決意します。戦いに対して否定的である新妻エミーは、1人街を去ろうと駅へ向かいます。ウィルは協力者を求め街を歩き回るものの、なかなか見つからず、、そんな中、正午になり駅に列車が到着。エミーが列車に乗ろうとした瞬間、ウィルへの復讐を誓った男が降り立ってしまいます。果たしてウィルは、無事エミーを救い出すことができるのでしょうか?
映画『真昼の決闘』の解説
この映画は、劇中時間と実上映時間をシンクロさせている作品です。この作品の主演を務めたのはゲイリー・クーパー。彼はアカデミー賞の主演男優賞、ゴールデングローブ賞でも主演男優賞を受賞しました。また、音楽を担当したディミトリ・ティオムキンはアカデミー歌曲賞を受賞しています。それだけでなく、アカデミードラマ・コメディ音楽賞やアカデミー編集賞、さらにゴールデングローブ賞では助演女優賞に作曲賞、撮影賞も受賞しています。さらに、アカデミー作品賞、アカデミー監督賞、アカデミー脚色賞、ゴールデングローブ賞では作品賞、脚本賞にもノミネートされています。
映画『真昼の決闘』のみどころ
この映画の見どころは、そのリアリティあふれるドラマ性だと思います。劇中時間と実上映時間をリンクさせているのもポイントです。登場人物それぞれが抱える心の葛藤を、ありありと描いており、その中でもいかにも普通である男、ウィルが主人公として成り立っているのが本当にすごいと思います。今までの西部劇のステレオタイプな価値観を、いい意味で壊してくれるのがこの作品の見どころです。さらに、ドキュメンタリーの巨匠と名高いロバート・フラファティの元で修行を積んだF・ジンネマンのタッチはこの作品の最大の魅力となっていると思います。
映画『真昼の決闘』の感想
画面上から伝わってくる、共感性の高い主人公、ウィルの強い怒りと正義感に圧倒される作品です。ハリウッドならではの素晴らしい脚本に演出、それに舞台背景までもに感動しました。一つ一つのシーンが魅力に溢れています。
映画『真昼の決闘』の登場人物・キャスト
ウィル・ケイン保安官:ゲイリー・クーパー
妻エミイ:グレース・ケリー
ヘンダーソン町長:トーマス・ミッチェル
酒場の女主人ヘレン・ラミレス:ケティ・フラド
ハーヴェイ・ベル保安官補:ロイド・ブリッジス
マーチン元保安官:ロン・チェイニー・ジュニア
フランク・ミラー:イアン・マクドナルド
ベン・ミラー(フランクの弟):シエブ・ウーリー
ジャック・コルビー(フランクの仲間):リー・ヴァン・クリーフ
ジム・ピアース(フランクの仲間):ロバート・ウィルク
保安官事務所の留置場に入っている酔っ払い:ジャック・イーラム
映画『真昼の決闘』のスタッフ
監督:フレッド・ジンネマン
脚本:カール・フォアマン
原案:ジョン・W・カニンガム
製作:スタンリー・クレイマー、カール・フォアマン(クレジット無し)
音楽:ディミトリ・ティオムキン
撮影:フロイド・クロスビー、ASC
編集:ハリー・ガースタッド、エルモ・ウィリアムズ

